もしかして子育てはまだ続いてる
親というものは一生自分の子供は子供、いつまで経っても心配なものです。
私はそれを実の両親から学びました。
結婚生活やいろいろな挫折によって苦しむ私を見て、両親も共に苦しんでいたのです。
故意にしてきたわけではなく結果的に起こった事であっても、いつまでも心配させて親孝行できない自分に腹が立つのを通り越して、情けない気持ちでした。
どうしたら抜け出せるかわからない不幸の連鎖、心配しながら老いてゆく両親に私はこのままなす術もなく生きて行かなくてはならなくて、かと言ってもう1度やり直す気力さえ起こらない年齢になってしまっていたのです。
年頃になった娘の新たな心配
反抗期になった理由
私の子供たちは子育て中、反抗期というものがなくて、こんな子供もいるもんなんだ~?と漠然と思っていました。
ところが、それは突然やって来ました。
娘がバレエの道をあきらめて、彼氏ができてからでした。
反抗期というよりは、彼が親より大事になっていたんですね。
私もそんな時期はあったので、気持ちはわかりましたが。
とにかく最初の彼は、私の事が嫌いだったようで、娘を通してダメ出しして来ました。
娘もさすが私の子供、彼の言う事がすべて正しいというように言う事を聞いていました。
私としてはもう教える事は教えて来たつもりだし、そこでどうこう言っても反発するだけだと思っていたので、本人の意思に任せていました。
内心は、自分と合わない人とは結婚して欲しくなかったですが・・・。
以下の記事では、思春期の子供に対して書かれていますので、参考にしてみてください。
結婚を考える年齢になった娘
しばらくすると娘は、違う彼氏を連れて来ました。
今度の彼はイケメンだし、性格も社交的で就職先も申し分ないし、よくできた彼でした。
ところがその後いろいろな情報が入って来るようになり、だんだん心配になってきました。
実は、彼のお母さんに問題があったのです。
私は娘からの一方的な情報だけ聞かされていたので、真実はわかりませんが、まず始めに彼が娘に言った言葉が衝撃的でした。
彼のお母さんは、なかなかヒステリックなようで、結婚したい相手ができた事を告げると、こんな条件を出してきたというのです。
- 大学卒
- 背が高い
- 綺麗
- 頭が良い
私もさすがに驚きましたが、娘は気に入ってもらえるわけがない、そう気落ちしていました。
私からすれば、そんな考え方を持っているような親御さんの元に、どうして大事な娘を嫁にやらなきゃいけないの!?という気持ちでした。
まだ会いに行ってないのに不信感の固まりでしたね。
それでも娘は彼が好きなので、その後ご挨拶に行きました。
様子を聞いた私に娘は、かなり不機嫌になっていて
「仲良くできる気がしない。
もう一生、向こうのお義母さんに会わなくていいなら結婚してもいい」
と、彼に言ったそうです。
若いと結婚後の事は考えられないので、2人の愛があれば大丈夫!
そう思って突っ走ってしまうのが普通ですよね。
でも、親からすると先が見えてしまうので、苦労するのはおのずとわかってしまうので、不安になりました。
また私自身が結婚に失敗しているので、同じ苦労を娘には味合わせたくない・・・そんな気持ちでいっぱいになりました。
子育て・アドバイス・体験談・反面教師
先日、具体的に入籍の話が娘から出てきました。
今までは本人同士の意思、行動にまかせていましたが、ちょっとそれでは済まない状況になってきました。
私は、最終的に離婚という結末を迎えてしまいましたが、長かった結婚時代の中には、子供の知らない夫婦間の絆だったり、約束だったり、夫の家族との関係がありました。
ひとまず、娘の一方的な話しか聞いていなかったので、彼と親御さんの結婚にあたっての気持ち、考え方を聞く必要があると思いました。
始めに娘から、自分の誕生日に入籍をする・・・と連絡があった時に、私は続けざまに質問しました。
「式はどうするの?
いつ、どこでするの?
あちらの親御さんには伝えたの?
許してくれたの?」
いらいらした娘が言いました。
「あっちの親が反対したってどっちにしたって結婚するんだからいいじゃない?
ダメだったら別れればいいんだし、実家から離れてるんだし。
とりあえず私は子供が欲しいの!」
(゚Д゚;)
かなり投げやりになってる・・・
「結婚をそんなに簡単に考えるんじゃない!
ダメなら別れるくらいなら、始めから籍なんて入れなくたっていいじゃない?
子供ができたら籍を入れたっていいんだし。
お母さんは、かわいい娘に自分と同じ苦労をさせたくないよ!」
「そんなの結婚してみなきゃわからないでしょ?」
「結婚したってラブラブなのは最初のうちだけ。
それから旦那さんとのことより、意外と相手の家族との影響って多いし、結婚した途端、彼が完全にお義母さんの味方になっちゃったらどうするの?
あなたのパパはね、結婚した時、どっちの味方にもならない、私とお義母さんが衝突した時、自分が考えて正しいと思った方を選ぶ、そう言ってくれたよ。
そうじゃなきゃ困るし、だから彼とお義母さんの話を聞きたい」
そんな会話をしました。
結婚前に親御さんの事がなかなかスムーズに行かない状況が続いていて疲れちゃっていたみたいでした。
私は、追っかけおばあちゃんとすごく仲が良くて、逆に助けられた時もたくさんありました。
だからできる事なら、結婚前に少しでも頑なな娘の気持ちをいったんフラットにして、どうしたらお義母さんに少しでも気に入ってもらえるか?できるならそう努力をして欲しいと思いました。
実は今でも毎年お正月になると、私を除いた家族が元夫の実家に集まるそうです。
その時に追っかけおばあちゃんがこう言うそうです。
「おばあちゃんがね、私たちが行くと、
”ERIちゃんに会いたい!ERIちゃんにパッチワークを教えてもらった時が、おばあちゃんは1番楽しかった”
って泣くんだよ。
自分の息子を捨てた嫁にそんな事言うんだよ?
お母さん、幸せだね?(笑)」
そこまで言わせるなとは言いませんが、お姑さんと仲が良いに越したことはありませんから。
彼の言い分
娘の彼と電話で話した内容は、またまったく違った視点でした。
彼は、母親は私の娘がどうこうという事ではなく、誰を選んでも気に入らないと思うし、簡単に結婚を賛成してくれないのも、問題は自分にあり、もっとしっかりしないと(細かい部分では貯金の事とか)認められない、そんなような事を話していました。
それで、少し安心はしたものの、やはりお互いの家族同士の顔合わせは必要で、娘が無事に結婚するのを見届けるのと、その後も自分の親と同じように、娘の事を心配し続けるのかな?と気がつきました。
まとめ
まったく気がつかなかったのですが、これも子育てと言えるのではないでしょうか?
考えすぎと言えば考えすぎなのかも知れませんが、ここまで考えてしまうのが、私なんですよね~。