過ぎ去ってからわかる子育ての反省点
私が子育てと呼べる子育てを終えた頃から、かれこれ7.8年経ちます。
皆さん経験あると思いますが、子供がギャンギャン泣いてイライラしている横で、見知らぬおばちゃまが
「今が1番いい時よ~?」
と、微笑ましく笑っているのを見て、さらに腹が立った事ありませんか?
「人の気も知らないくせに!」
敵意むき出しになってしまいますよね。
ところが・・・
おばちゃまは、人の気を知っているのです、よ~く。
今は私もそんなおばちゃんになってしまいました(笑)
子育ての先輩としての体験談
気持ちの余裕がないからイライラする
私も偉そうな事を言っていますが、2人のマイペースな子供に振り回されて、決して余裕があったわけではありません。
特に1番イライラしてよく怒っていたのは、娘3歳、息子1歳ぐらいの時でしたね。
だって!!!
家事に育児に仕事に夫の協力100%なしですよ~!
イライラもしますよ!
いや、今思い出してもイライラしますわ!
いつだったか隣りに住んでいた奥さんに
「優しそうに見えるけど、怒るとすごいのね~?」
そう言われて恥ずかしくなった事がありましたね~(笑)
だいたい怒るのって、子供のためにじゃないんですよね~?
自分がパニクって余裕がないから怒るんで、それって結構ストレートに子供に通じちゃってるんですよ。
ある日3歳ぐらいだった娘が私に言いました。
「ママ~?
ママはさ、怒らない方がいいよ~?
ママが怒ってもぜんぜん怖くないし、怒らない方がかわいいよぉ~?」
(◎_◎;)
ひ び い て な い ・・・Σ( ̄ロ ̄lll)
今までの私はいったい何していたんでしょう?
という事で、怒るって怒り方にもよると思うのですが、あんまり意味がないみたいです。
以下の記事も参考にしてみてください。
mama-respect.com
育て方の考え方もいろいろ
追っかけおばあちゃん(元夫のお義母さん)は、よく見てくれましたが・・・
仲が良いと言っても子育てとなると、時代も違うしポリシーも違いますから、時々思い切り衝突しましたが。
私はやはり自分の親を見てたわけですし、私の1番下の妹とは年がちょうど12歳離れていたので、それこそオムツも替えたり面倒をみてあげたり、母親の育て方を見て覚えていました。
普通に考えると、自分に子供ができると同じ行動をしますよね?
我が家は兄弟が6人もいたので、1人1人を丁寧に見てあげる余裕もないし、自然と子供は育つ・・・的なアバウトな家庭でした。
ところが、追っかけおばあちゃんは子供を本当に大事な物を布で包んで運ぶような育て方だったのです。
初孫である娘を出産して1ヵ月は、追っかけおばあちゃんの元で生活し、手取り足取り子供だけでなく私の面倒もそれはそれは良く見てくれました。
あまりに丁寧すぎて半分呆れるほどでした。
まず出産して1ヵ月は安静にさせてくれ、ほとんど横になっていて家事はもちろんの事、子供におっぱいをあげる事、オムツを替える事が私の唯一の仕事でした。
トイレから出るとポットが用意されていて
「産後は冷たい水は良くないから」
と。
本を読んでいると
「産後1ヵ月は、目を使っちゃダメだ~」
と心配されました。
子供をお風呂に入れるのは、おじいちゃんの役目だったんですが、それもずっと覗いてて
「おじいさん、そんなんじゃ耳に水が入るがな~!」
「うるせー!お前は黙ってろ!」
よくケンカしてましたね。
私がオムツを替えていると、その時もまじまじと見ていて
「あ~!両足を一緒に持って片手でお尻を持ち上げないと脱臼するがな~!」
鳥取弁で大騒ぎ!
「じゃあどうやってオムツ替えるんだよ~?手が塞がっちゃうじゃん!?」
そう思ったし、実際突っ込んだかもしれません。
その頃は一般的に薄着で育てる事を推奨していたので、私はほとんど靴下を履かせなかったんですが、気が付くといつも靴下が履かされてました。
忘れられない思い出は幾つありましたが、1回すごく怒られた事がありました。
私の頃はまだ布オムツを使っていたんです。
子供が産まれる前に晒を買って、手縫いでオムツを作ったんです。
私は乾いたオムツにアイロンをかけるのが日課になっていて、シワを伸ばしてたたんで2枚1組にしておいたんです。
アイロンをかけてる間に子供が泣きだしたのです。
子供の無く理由は慣れてくるとだんだんわかってくるし、問題がなければ抱き癖がついて後で自分が困るから・・・と私はすぐに抱っこはしないようにしていました。
ところが、追っかけおばあちゃんは5分も待てないで抱っこしちゃうんです。
「抱き癖がつくから~」
と言ってもおかまいなしでした。
オムツにアイロンをかけていて10~20分泣かせておいたら、突然怒り出したんです。
「そんなに泣かせたら、脱腸になるだろ~!!!」
私・・・キョト~ン(+o+)
2人目の息子の出産の時は始めから自宅に帰ったのは言うまでもありません。
子供の見方が変わっていた事に気づいた時
小さい時の子供・・・赤ちゃんから幼児というのは無条件にかわいいのは誰でもわかると思います。
ただ残念な事にその時期は本当に忙しくて、自分がいっぱいいっぱいでかわいいと思っている余裕がありませんでした。
相手が言ってもわからない、理解不能でコミュニケーションも取るのも難しい事もあると思います。
例えば娘がトイレトレーニングの時、なかなかオムツが取れなくて、そんなネコの手も借りたいほど忙しい時におもらしされたり、私がインフルエンザで高熱が出て、2階でグッタリしてる時に1階から
「ママ~!おしっこ~!
ママ~!!!」
なんて叫ばれようものなら、マジで泣きが入ります。
ちっちゃい子は、かわいい怪獣なんですよ!
少し大きくなると生意気な部分ももちろん出てくるのですが、コミュニケーションが取れるようになるし、母性も育って来て存在感が出て来るんです。
私の子供たちは2人共とても無邪気で子供らしい子供でした。
それもまたかわいいと思えたのかもしれませんが。
毎日子供たちと一緒に生活していく中で
「このまま大きくならないで
今のままでいて・・・」
何度そう思ったかわかりません。
私にとって成績とか学歴などは全く興味がなく、通知表を見ても気にするのは、生活態度の方でした。
人間としてどうよ?ってところですね。
大きくなって子供たちが幸せになるために必要なのは、学力じゃなくて社会性なんです。
自分でも嫌というほど感じて来たし、学歴があっても仕事ができない人はたくさんいます。
大人になって苦労しないように、私の知り得る知識の中で一生懸命伝えて来たつもりです。
小さかった頃に感情のまま怒っていたのとは違うので、子供も素直に何でも話してくれました。
お互いに信頼できていたんですね。
子供への見方が変わったというのはそうゆう事です。
心から自分の子供を愛せるようになったんですね。
時々、テレビで子育て論を語っている千秋さん、私は考え方が彼女に近いです。
参考のため、以下の記事を読んでみてくださいね。
まとめ
1番わかりやすく言えば、子供は物じゃありません。
自分の所有物ではないのです。
1人間として考えればおのずとわかると思うのです。
そうゆう私も娘に
「私はママの人形じゃない!」
と言われた事がありますが・・・。
そうゆう事ですよ!